【FGO】福袋召喚2020でギリギリまで悩んでいる人のための各クラス評価まとめ

『Fate/Grand Order（FGO）』の「福袋召喚2020」のクラス選択に悩んでいる方のための各クラス解説をお送りします。

福袋召喚2020の特徴をおさらい

「福袋召喚2020」は毎年2回の開催が恒例となっている「福袋召喚」の最新版。各クラスの解説の前に、大まかな特徴をおさらいします。

■有償聖晶石15個でのみ実行可能

聖晶石購入時の「オマケ」は無償聖晶石なので利用できません。最安値パターンは以下の通りです。

【福袋召喚を最安値で実行できる購入パターン】

課金額	有償聖晶石	無償聖晶石
1,480円	12個	7個
120円	1個	0
120円	1個	0
120円	1個	0
合計額	合計有償聖晶石	合計無償聖晶石
1,840円	15個	7個

■全9種類のクラスから1つのみを実行可能

福袋召喚の実行可能回数は1アカウントにつき1回のみ。複数クラスを選んだり、1つのクラスを複数回実行することはできません。

前回のクラス別福袋で1つにまとまっていたエクストラクラスが「ルーラー＋アヴェンジャー」と「アルターエゴ＋ムーンキャンサー＋フォーリナー」の2種類に分割されている新仕様に注意しましょう。

■排出星5サーヴァントは期間限定のみ

星5サーヴァントは期間限定のもののみが排出されます。星5サーヴァントが複数排出される場合も例外ではなく、恒常排出またはストーリー召喚限定の星5サーヴァントは一切排出されません。

ただし星4以下のサーヴァントは仕様が逆で、ストーリー召喚で排出されるものしか含まれません。

■星4以下の排出クラスも統一

星5サーヴァントだけではなく、星4以下のサーヴァントも選択クラスのもののみが排出されます。

「ルーラー＋アヴェンジャー」なら星3サーヴァントは星3アヴェンジャー「アントニオ・サリエリ」のみ。ただしサリエリを複数枚集めたいなら、1回限りの福袋に懸けるよりも、年間数回開催される「クラス別ピックアップ」を待つほうが無難です。

なおストーリー召喚から排出される星4以下のサーヴァントが存在しない「アルターエゴ＋ムーンキャンサー＋フォーリナー」だけは例外で、全クラスが排出されます。

▼過去のクラス別ピックアップにおけるサリエリ大量排出の様子（レポート記事）。今後星3のエクストラクラスが増えると排出率が下がってしまいますが、それでもしばらくは好条件が続くでしょう。

各クラスの星5サーヴァントを評価

『FGO』の攻略対象クエストは「周回クエスト」と「高難易度クエスト」に大別できるので、用途別に有用サーヴァントを厳選紹介します。

なお各サーヴァントの有用性は敵の特性や特殊ギミックなどによってクエストごとに変化します。以下の評価はあくまでも一般論としてお考えください。

■セイバー

【高速周回】

味方の宝具連発を支援できる「ネロ・クラウディウス〔ブライド〕」が抜群に有用。敵クラスを問わずさまざまなクエストで運用できる格別の存在です。

一方、支援ではなく攻撃を担当する全体攻撃宝具サーヴァントは8騎中2騎のみで、いずれも性能がややマニアック。

「アーサー・ペンドラゴン〔プロトタイプ〕」は即時NP増加スキルと優秀なスター獲得スキルを兼備しており扱いやすいものの、特攻効果対象の〔超巨大〕エネミーが複数登場するクエストが少なく、宝具強化未実装でもあるので、最適解にはなりづらいサーヴァント。ほかの星5の全体攻撃宝具セイバーはすべて宝具強化実装済みなので、今後の展開に期待しましょう。

「両儀式」は宝具に全体即死や味方へのNP付与といった機能がありますが、総合的には周回の最適解になりづらい性能です。ただし高難易度クエストでは、弱体解除や無敵貫通などによってしばしばギミック対応に貢献します。

【高難易度】

コマンドカードが強力な「沖田総司」、支援・妨害機能が充実している「紅閻魔」、強化解除や無敵貫通が高難易度クエストで頼もしい「宮本武蔵」が特に優秀です。

【総評】

「ネロ・クラウディウス〔ブライド〕」と、強いて挙げるなら「紅閻魔」以外は、クラス相性を度外視してでも採用したくなりがちなサーヴァントが思い当たりません。排出対象の星5サーヴァントが8騎いるので、意中のサーヴァントを召喚しづらいことも難点です。

排出対象に好きなサーヴァントが複数含まれている、あるいはセイバーの戦力が不足している方以外には、あまり推奨できません。

■アーチャー

【高速周回】

宝具連発が可能な「ジャンヌ・ダルク」が抜群に有用。即時NP増加スキルと強化済みの全体攻撃宝具を兼備する「イシュタル」と「ギルガメッシュ」も汎用的です。

【高難易度】

「超人オリオン」は宝具のように強力なクリティカル攻撃を実現しやすく、無敵貫通や弱体無効によるギミック対応にも期待できる期待の新星。

「アルトリア・ペンドラゴン」は特殊ギミックに対応できる機能こそ少ないですが、破格のNP獲得性能による単純な強さが魅力的です。

【総評】

アーチャークラスはレアリティを問わず優秀な傾向があり、期間限定星5サーヴァントも例外ではありません。

クラス相性を度外視して運用しやすいサーヴァントは「ギルガメッシュ」くらいかと思いますが（現在は星5バーサーカー「アルジュナ〔オルタ〕」に役割を多少脅かされてもいます）、排出対象の総数が極端に多くはないので、好きなサーヴァントが複数含まれているなら比較的安定感がある選択肢です。

■ランサー

【高速周回】

即時NP増加スキルと全体攻撃宝具を兼備する「エレシュキガル」は高速周回の有力な選択肢です。宝具未強化であることが難点ですが、実装から2年以上経過していることや、登場章のアニメ版が放送中であることを考慮すると、そろそろ順番が巡ってくる可能性が大きいでしょう。

【高難易度】

「エレシュキガル」以外の3騎はいずれも特攻効果で大ダメージを実現できるので、特攻対象の敵が出現するクエストで活躍。中でも「スカサハ」は特にすさまじい攻撃性能を有しています。

【総評】

排出対象の星5サーヴァントが4騎のみなので、意中の星5サーヴァントを召喚できる確率が全クラス中最高です。

ただし『FGO』のプレイ時間の大半を占めることになりがちなクエスト周回に貢献しやすいサーヴァントは「エレシュキガル」のみで、ほかの3騎も総合性能こそ優れていますが、特殊ギミックの解法になりうる機能は少なめです。総合的にはややマニアックな選択肢かもしれません。

■ライダー

【高速周回】

宝具連発が可能な「レオナルド・ダ・ヴィンチ」が抜群に有用。味方全体のNPを増やせるので、宝具連発編成を再現できないプレイヤーにとっても頼もしい存在になるでしょう。

【高難易度】

味方全体のクラス相性を変更できる「司馬懿〔ライネス〕」や、ギミック対応が得意な「イヴァン雷帝」は、保有していると高難易度クエストの解法が増える可能性があるサーヴァントです。

【総評】

「レオナルド・ダ・ヴィンチ」と「イヴァン雷帝」は万人にとって有用であろうサーヴァント。一方ほかの3騎はいずれも性能がマニアックで最適解にはなりづらいので、やや悩ましい選択肢です。

排出対象の星5サーヴァントが5騎と少なめなので、好きなサーヴァントを召喚しやすいことは大きなメリットでしょう。

■キャスター

【別格】

極めて優秀な支援性能を有する「マーリン」や「スカサハ＝スカディ」は別格の存在。2騎が未加入で、かつクラス選びに悩んでいるなら、キャスタークラスを選ぶべきだと思います。

【高速周回】

即時NP増加スキルが優秀な「ネロ・クラウディウス」や「レオナルド・ダ・ヴィンチ」などが有用。

【高難易度】

高難易度クエスト全般のギミック対応が得意な「紫式部」は代替がやや困難なサーヴァント。加入していると解法が増えるかもしれません。

【総評】

「マーリン」と「スカサハ＝スカディ」が含まれていることがとにかく魅力的。ほかの星5サーヴァントもほとんどは高性能の即時NP増加スキルを有しており、周回要員として実用しやすいです。もっとも無難な選択肢でしょう。

■アサシン

【高速周回】

同クラスではめずらしく即時NP増加スキルと全体攻撃宝具を兼備している「セミラミス」は周回における貴重な選択肢。

【高難易度】

現状の『FGO』で唯一アルターエゴに対する完全有利状態になれる「カーマ」や、通常攻撃に即死判定がある「“山の翁”」は独自性が抜群です。

【総評】

対アルターエゴ戦で独特の活躍を果たし、即時NP増加スキルも強力な「カーマ」がとても魅力的。しかしアサシン共通の問題として全体的に攻撃性能が低めで、汎用性にはやや難があります。

アサシンにはめずらしい全体攻撃宝具サーヴァントが6騎中3騎を占めているので、同クラスの戦力が足りないなら有力な選択肢になりますが、バーサーカーやアルターエゴなどで代用すれば済むクエストが少なくないことも考慮してから選ぶべきでしょう。

■バーサーカー

【高速周回】

圧倒的性能により2019年のゲーム環境に多大な影響を与えた「アルジュナ〔オルタ〕」や、バーサーカーでありながら宝具3連発が可能な「宮本武蔵」が特に有用。いずれもほとんどのクラスへの与ダメージ量補整が1.5倍なので、高難易度クエスト攻略でもしばしば活躍します。

【高難易度】

「謎のヒロインX〔オルタ〕」は、星5キャスター「スカサハ＝スカディ」との連携により宝具連発が可能。高難易度クエストを高速攻略できる場合があります。

かつては攻撃要員の代表格だった「源頼光」は、宝具連発編成の増強や競合サーヴァントの出現によって以前ほどの存在感を示さなくなりましたが、優秀であることは変わりません。2019年の高難易度クエストでは「アルジュナ〔オルタ〕」があまりにも強すぎたので、2020年は弱体耐性系ギミックが増えて頼光が多少復権する可能性が考えられます（それでもなおアルジュナ〔オルタ〕が猛威を振るう可能性もまた大いにありえるのですが……）。

【総評】

近来はクエスト難化により以前ほどの万能感を発揮しなくなりつつあるとはいえ、独特の汎用性は依然魅力的なバーサーカー。

1/6以上の確率で「アルジュナ〔オルタ〕」が排出され、ほかのサーヴァントもおおむね優秀なので、キャスターに次いで無難な選択肢だと思います。

■ルーラー＋アヴェンジャー

【高速周回】

「巌窟王エドモン・ダンテス」は星5キャスター「スカサハ＝スカディ」と星5概念礼装「カレイドスコープ」（最大解放済みが望ましい）があれば多くのフリークエストを3ターンで攻略できる強力サーヴァント。編成難度が高いことや、宝具連発の可否がクエスト構成に依存することは難点ですが、現状の『FGO』における最良のサーヴァントのうちの1騎と評しても過言ではないでしょう。

即時NP増加スキルと全体攻撃宝具を兼備する「スペース・イシュタル」もアヴェンジャーならではの汎用性が魅力的です。

【高難易度】

「天草四郎」や「シャーロック・ホームズ」といった高難易度クエストでしばしば最適解となるルーラーが複数含まれており、中でも「始皇帝」の高難易度適性は抜群です。2020年も頻繁な活躍に期待できるでしょう。

【総評】

排出対象が多く好きなサーヴァントを召喚しづらいことは難点ですが、汎用性が高いものや、高難易度クエストで最適解になりやすいものが多いので、結果的には満足しやすい選択肢かと思います。

そもそもエクストラクラスは加入の機会が少ないので、いずれか1騎が確実に加入することの価値は決して小さくないでしょう。