仮想通貨「ドージコイン(Dogecoin)」は米国のインターネット・ユーザーが好む〝ミームコイン〟として知られ、テスラやツイッターを率いる億万長者イーロン・マスクのお気に入りでもあります。
もともと、エンジニアのジョークとして生まれたもので、すっとんきょうな表情の芝犬がマスコットであることなど〝ネタ感〟満載ですが、その時価総額はすでに電通やNECの株価を上回る金額となっているなど〝冗談ではない〟レベルに到達しているのです。
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※この記事はテクノロジー業界の動向をレポートするものです。金融助言や投資勧誘ではありません。
ドージコイン(Dogecoin)とは?
「ドージコイン(Dogecoin)」IBMのソフトウェアエンジニアだったビリー・マーカス氏の思いつきから生まれた仮想通貨(暗号資産)です。
このアイディアをネット上で見かけたAdobeでエンジニアをしていたジャクソン・パーマー氏がプロジェクトに合流し、当時オープンソースで公開されていたLuckycoin(ラッキーコイン)のコードを利用することで、ドージコインが生み出されました。
ちなみに、2人の勤め先であったIBMとAdobeとドージコインの関わりはなく、最初はあくまでも個人のジョーク、あるいは趣味レベルのプロジェクトであったとのこと。
ところが意外にも、このドージコインは大成功をおさめ、仮想通貨の時価総額ランキングで8位に君臨する人気ぶりとなっています(2023年4月時点)。
ドージコイン、その人気の理由
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無邪気さとミーム性
ドージコインの開発者の素性や彼らがジョークとして始めたプロジェクトであることは広く知られており「金儲け」や「マネーロンダリングの怪しさ」とは無縁であったことがネットコミュニティで人気になった大きな理由です。もともとミーム(ネット上のネタ)として人気だったDoge(Dogの書き間違い)をコインの名前にしてしまうといったユルさ、脱力感、そしてネタ性によって人気を獲得していったのです。
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イーロン・マスクの影響
テスラやスペースXの創業者で、世界屈指の億万長者として知られるイーロン・マスク氏は、なぜかドージコインが大のお気に入りです。ツイッターでたびたび言及することがあり、その度にドージコインは値上がりを繰り返してきました。
Doge Barking at the Moon pic.twitter.com/QFB81D7zOL
— Elon Musk (@elonmusk) April 15, 2021
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プロモーション・ツールとしての可能性
ドージコインはその成り立ちから「ネット上でバズるネタ」としての価値があり、そのことに目をつけたブランドがプロモーションに活用し始めています。一例としてスナックメーカー大手のスリム・ジムはドージコインをネタにしたツイッタープロモーションを行ない話題を呼びました。
GET READY TO GO TO THE MOON TOGETHER! 1 WEEK TO GO!!!
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4/20–
Let’s take Doing Only Good Everyday HIGHER