2020年は、ご時世的に外出が少なくなり家で過ごす時間が多かったのではないかと思います。
私もお家時間が増えたことで、今年はがっつりマンガを読める機会が増えました。そんな中で特に面白かったマンガ「キングダム」の熱いシーンや名台詞をそれぞれベスト5のランキング形式で紹介していきます！
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1.あらすじ紹介
まだ読んだことがない人もいるかもしれないので、あらすじとマンガの特徴を紹介していきます！
時は紀元前ーー。いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は、500年の大戦争時代。
苛烈な戦乱の世に生きる少年・信は、自らの腕で天下に名を成すことを目指す！！
戦争孤児で下僕だった「信」と「漂」は、この戦国時代でいつか成り上がるために日々修行に明け暮れていました。
修行の成果もあって秦国の大臣・「昌文君」に才を見出され仕官した「漂」でしたが、ある日秦王「政」の身代わりとなって・・・。
「信」は自らに託された「漂」の思いと自らの夢「天下の大将軍になる」という言葉を胸に「政」と共に中華統一を目指していきます。
・歴史、戦国モノが好きな方
・王道バトルが好きな方
・成長、出世、成り上がりが好きな方
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2.熱いシーンBest5
個人的に心が震えた熱いシーンBest5を紹介していきます！
※これ以降はがっつりネタバレしていますので、まだ読んでいない方は1度読んだ後に見ていただければと思います！
※2020年時点でのランキングになります。
5位：逃げ遅れる羌瘣を信が助ける
趙との黒羊の戦いでのワンシーン。怪我を引きずった満身創痍の状態でなんとか副将劉冬を討伐した羌瘣ですが、体力を消耗しきり脱出不可能のピンチに…。
直前の話も含め、なかなかの死亡フラグが立ってしまった状態でしたが、間一髪のところで信が助けます。
信「…逃げる力くらい残しとけよバカ」
羌瘣「…面目ない」
羌瘣の様子を見て気にかけていた信が、敵大将を倒した直後にも関わらず真っ先に向かって助けに行きます。
飛信隊での付き合いも長くなり、信と羌瘣二人の絆を強く感じたこのシーンを5位に選びました。
こちらは473話「歓喜の撤退」で読めますよ！
※引用：キングダム44巻
4位：壁将軍が犬戎王ロゾを討ち取る
鄴攻略戦での橑陽において、楊端和と壁が共に趙軍及び援軍の犬戎族との戦闘でのシーン。
序盤から登場してる壁、私見ではありますが正直これまで全編を通していいところなしの印象しかなかった彼。とても良い人ではあるんですが、他の武将と比べるとどうしても頼りないんですよね。
今回の戦いでも食糧は焼かれてしまうし、挽回しようとして主攻を買って出るも味方に大きな被害を出してしまういいところなし。
そんな壁将軍が戦いの終盤に、なんと犬戎族の大将ロゾを討ち取るのです。またダメだったのかぁ〜と思ったタイミングからの壁将軍からの根性出した感じに思わず声が出そうになりましたね。
討ち取った時の記憶がないっていうのも、また彼らしいなって思います（笑）
こちらは574話「解放者」で読めますよ！
※引用：キングダム53巻
3位：王騎将軍が語る将軍の見る景色
李牧の策にハマり、龐煖に致命傷を負わされた王騎将軍。馬上で倒れ込む王騎将軍の馬に飛び乗り死地を脱する中、目が覚めた王騎将軍が信に語りかけるシーン。
王騎将軍「あまり時間がないのでしっかり聞きなさい。凰は正に将軍の馬です。あなたは今この戦場の中で将軍の馬に乗って走っているのです。理解したらゆっくり目を開き目にするものをよォく見てみなさい。敵の群を。敵の顔を。そして味方の顔を。天と地を。これが将軍の見る景色です」
死が迫る中、天下の大将軍を目指す信に想いと矛を託してこの世を去ります。
2ページ見開きでの「将軍の見る景色です」を見た瞬間、本当に心が震えました。
こちらは171話「将軍の景色」で読めますよ！
※引用：キングダム16巻
2位：信が蕞にて政の肩を借りるシーン
五ヶ国合従軍との戦いでのエピソード。不穏な動きを感じ取った麃公将軍と共に李牧を追いかけていた信ですが、龐煖に麃公将軍が敗れてしまいます。
心身ともに満身創痍で咸陽を目指す中、蕞の国で秦王・政に出会うシーン。
政「ここで敵をくい止めるんだ信」
信「…政、ちょっとだけつかまらせてもらっていいか…すまねェ」
政「…気にするな。俺はもう何度もお前につかまっている」
信と政の絆の深さにグッときたこのシーンを第2位とさせてもらいました。
こちらは第329話「肩を借りる」で読めますよ。
※引用：キングダム31巻
1位：龐煖との戦いがついに決着
度重なる武神龐煖との戦いに決着をつけるシーン。羌瘣が全てを賭して挑むも力及ばず負傷してしまったところに、駆けつける信。
龐煖の力の前に何度も倒される信ですが、何度も立ち上がり再び斬りかかります。その信の背に王騎将軍の影を見る龐煖は、信に問いかけます。
龐煖「なぜだ。なぜ俺に抗える。貴様らは一体何なのだ」
信「るせェ。何度も何度も。天下の大将軍だっつってんだろーが」
そして死闘の末ついに・・・。
こちらは第627話「道の行方」で読めますよ！
※引用：キングダム58巻
3.名台詞Best5
こちらでは、個人的にグッときた名台詞Best5を紹介していきます！
※これ以降はがっつりネタバレしていますので、まだ読んでいない方は1度読んだ後に見ていただければと思います！
※2020年時点でのランキングになります。
5位：飛信隊の信はどんな理由であろうとクソヤロォは絶対許さねえ
魏への侵攻中に、占領した領地の魏の民に陵辱行為を行う味方の千人将を斬り伏せた信が放った台詞。
信「飛信隊の信はどんな理由であろうとクソヤロォは絶対許さねェ!! 相手が千人将だろうが将軍だろうが王様だろうが関係ねエ!! それがこれまでもこれからもずっと変わることのねェ俺の戦り方だ!! 処罰が怖ェからってこんな状況を見て見ぬふりなんざして何が天下の大将軍だ!!」
蒙恬が収めてくれて処罰は一夜の投獄だけで済みましたが、本来であれば斬首されてもおかしくないほど。この後に描かれる自分の信念に真っ直ぐな信について語る、蒙恬と王賁のシーンもまた良かったです。
こちらは193話「俺の戦り方」で読めますよ！
※引用：キングダム18巻
4位：世話になった
呂不韋との最終決戦の最中、呂不韋陣営側の四柱の一人の昌平君が、長年支えてきた呂不韋と袂を分かつシーン。
昌平君「左丞相 昌文君と共に咸陽へ行き反乱を鎮めてまいります」
呂不韋「おい、お前は、自分の言っている意味が分かっておるのか」
昌平君「…相国 余計な問答は必要ない。察しの通りだ。世話になった」
お互いに相当頭のキレる二人ゆえに、多くは語らず「世話になった」の一言での決別。これには本当シビれました。
こちらは第420話「袂を分かつ」で読めますよ！
※引用：キングダム39巻
3位：天下の大将軍ですよ
腹に致命傷を負った王騎将軍が、龐煖を斬り伏せようとしたシーン。死にかけとは思えぬ力に驚く龐煖が放った「貴様は一体何者だ」に対する王騎将軍の台詞。
王騎将軍「ンフフフ、決まっているでしょォ。天下の大将軍ですよ」
その直前の台詞や王騎将軍の戦いも含めて、天下の大将軍とは何か、そしてその重みがとても伝わりましたね。
こちらは第170話「天下の大将軍」で読めますよ！
※引用：キングダム16巻
2位：力を貸せ飛信隊
鄴攻略戦での朱海平原右翼の戦いにて大将亜光が負傷で不在の中、食糧までも底を尽きかけ本陣からの援軍も望めない絶対的窮地に陥ります。
万策尽きかける中、十一日目の夜に信を呼び出した王賁は、両隊を覚醒させることを訴えます。「隊士一人一人をさらなる高みに進化させて隊そのものを一気に今より強くするのだ」と。
その夜、遅くまで信と王賁は隊覚醒について考えましたが結局何も浮かばないまま朝を迎えます。
嫌な雰囲気が右翼全体を覆う中、信と王賁はおもむろにそれぞぞれの隊の前に出て語りかけるのです。
信「この飛信隊は百人隊から始まった。ずっと無茶な戦い方繰り返して武功あげて隊もでかくなってって、今じゃ五千人隊。羌瘣ンとこも合わせりゃ八千人隊だ。だけどまだまだだ。」
信「俺は天下の大将軍になる男だ。その刻には俺の下には数十万の兵がいる。だがその軍勢の中心となるのは…元となるのはここにいるお前達だ。俺はその刻、さっきみてェなことを数十万の兵達に言いてェんだ。」
信「朱海平原で戦った八千人隊が奇跡を起こして勝ったって、だから天下の大将軍につながったって。今は右翼全体を仕切る将も居なくなって総大将王翦にも無視されて援軍もなく食い物も尽きかけてて腹は空かしてて。だけど飛信隊が奇跡を起こして勝ったって言いてェんだ」
信「こんな所で終わってたまるかよ。力を貸してくれ飛信隊。俺はお前たち達と一緒に天下の大将軍まで突っ走るんだ。力を、力を貸せ飛信隊!!」
これを受けて士気が爆発。この人について行きたい、ついていけば間違いない、そう思える関係性の中で熱い想いと共に力を貸してくれと頼まれる。これは、もう奮起するしかないでしょう。
王賁率いる玉鳳隊でも同時に士気が爆発し、見事に両隊の覚醒に成功するのです！
こちらは第579話「十二日目の朝」で読めますよ！
※引用：キングダム53巻
1位：最後まで戦うぞ秦の子らよ。我らの国を絶対に守り切るぞ
政が蕞の国にて、兵隊ではない民衆を共に戦うよう語りかけるシーン。
政「蕞で敵を止めねば秦国は滅亡する。降伏すれば、敗れれば秦人の多くは殺され列国の奴隷に成り下がるであろう。それを止められるのはそなた達だけだ」
一人の少年「オイラは戦うっ」
政「共に戦えることを誇りに思うぞ」
民衆「大王様は咸陽にお戻りください」
政「戻るものか。秦の命運を握る戦場に共に血を流すために俺は来たのだ」
政「最後まで戦うぞ秦の子らよ。我らの国を絶対に守り切るぞ」
迫る李牧軍3万に対して、兵士は5千弱。そんな圧倒的窮地での民衆を兵士と化す政の演説。これが王の器かと納得できる心が震える最高の演説でしたね。
こちらは第330話「政、語りかける」で読めますよ。
※引用：キングダム31巻